こんにちは。6,500万円の住宅ローンを頭金なしで借りたばくパパです。
この記事では、6,500万円の住宅ローンをあえて「頭金なし」で借りた理由について触れていきます。
- これから住宅ローンを借りるけど頭金は入れるべき?
- 今の資産を取り崩して頭金にするか悩んでいる…
そんなあなたにとって参考になる内容になっていると思うので、ぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

住宅ローンの借り方を間違えると将来的に大きな損失になるから、ぜひ最後まで読んでいってね!
住宅ローンを借りるときに意識すべきは将来的な「日本円」の価値
まず前提として、住宅ローンを借りるということは、「日本円」でお金を借りるということです。
当たり前のことを言っているようですが、大事なことなので、ここは押さえてください。
普段生活していると、「お金=日本円」と頭の中で考えていると思いますが、厳密にはお金とは日本円のことだけではありません。
ドルやユーロ、株式や国債など、あらゆるものがお金であり、日本円はそのうちの1つです。
その日本円の価値がどうなるかを考えると、日本円を多く借りた方が良いのか、はたまた、できるだけ少なく借りた方が良いのかが見えてきます。
基本的には価値というのは需要と供給で決まります。
需要が増えれば価値は上がりやすく、逆に減ると価値は下がりやすくなります。
そして、供給が増えれば価値は下がりやすく、逆に減ると価値は上がりやすくなります。
日本円が今後どのような状況になるかというと、トレンドとしては需要が減り、供給が増えていきます。
つまり、需要の面から見ても、供給の面から見ても、今後価値が下がりやすい状況にあります。
価値が下がる可能性が高い日本円は、今のうちに多く借りておくと、将来的に大した額ではなくなる可能性が高いのです。
少し抽象的な話になってしまったので、具体的な数字でこのことを見ていきます。
日本では、終戦後の1950年代の大卒の初任給は100円ほどだったと言われています。
例えば、この月給100円の人が、1950年代に1万円の借金をしたとします。
このとき月給に対して100倍の借金をしたことになります。
当時としては1万円は大きな金額だったかもしれませんが、現代までに大きくインフレが進み、円の価値が下がったことにより、1万円は大した金額ではなくなっているのは、直感でわかると思います。
これと同じことが、今後、より加速する可能性が高いので、今のうちに多く借金をするべきだと私は考えています。
住宅ローンを「頭金なし」で借りるべき2つの理由
日本円の価値を意識するという前提を説明した上で、住宅ローンを「頭金なし」で借りるべき理由について触れていきます。
1. 住宅ローンは最も優遇された借金だから
まず1つ目の理由は、住宅ローンは一般人が借りることができる最も優遇された借金だからです。
大きく3つの面で優遇されています。
- 金利が安い(2025年時点で1%前後)
- 借入期間が長い(35~50年)
- 税金優遇もある
金利については変動金利だと2025年の9月時点で1%前後で借りることができます。
他のローンに比べると圧倒的に安く、クレジットカードのリボ払いだと15%などもザラにあるので、どれだけ安い金利かがわかります。
借入期間も35年が一般的かもしれませんが、最近では最長で50年もの期間で借りることができる銀行も出てきています。
さらにそれに加えて、税金優遇もあるので、至れり尽くせりなローンであることがわかります。
2. 「日本円」の価値が大きく下がるインフレの時代だから
2つ目の理由が、日本円の価値が大きく下がるインフレの時代が到来しているからです。
直近でも食料品などを中心に値段が上がっているニュースが多く報道されています。
これは原材料費や人件費の上昇が原因と言われていますが、少し見方を変えると、日本円の価値が下がっているのです。
このインフレの傾向はこれからもずっと続くと私は考えています。
インフレで日本円の価値が下がり続けるのであれば、日本円は借りることができるだけ借りてしまって、今ある手元の日本円は、インフレ時代に価値の上昇が期待できる株式や暗号通貨などに変えておくことが懸命です。
住宅ローンを「頭金なし」で借りてインフレ時代を乗り越える
私はインフレ傾向がこれからも続くと考えているので、インフレ時代に価値の上昇が期待できる株式や暗号通貨などを売らずにそのままにして、頭金なしで住宅ローンを組みました。
ただ、今後本当に100%日本円の価値が下がるのかはわかりません。
日本の今の状況や政策、多くの経済指標や世界の動向を見て、日本円の価値は下がり続けるだろうと読んでいますが、何が起こるかわからないのが経済というものです。
この記事では私が住宅ローンを頭金なしで借りた考え方を書きましたが、あなたの資産状況や株式投資への考え方などによっては、頭金を入れるという選択もありだと考えています。
住宅ローンを借りる際の1つの考え方として捉えていただければ幸いです。
それでは、最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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